職場のモヤモヤが減っていく?「心理的安全性のつくりかた」を実践する(メンバー編)
サラリーマンも、少しだけベテランになってくると、今までの職場が、なんとなく居心地が悪なったり、なんだか空気が重くなって、モヤモヤを感じる時がでてきませんか?
そんな時に、「心理的安全性」について学び、実践していけば、そのモヤモヤが解消されるかも知れません。石井遼介さんの著書、「心理的安全性のつくりかた」に、心理的安全性についての詳細と、それを導入する為に必要なことが詰め込んであります。ここでは、そのエッセンスと私が感じたことを書いていきますので、書籍とこのブログを読めば、少しはモヤモヤも晴れるかも知れません!?
職場の立ち位置によって取り組みかたが変わってきます。前回は「リーダー編」として書きましたが、今回は組織の一員としてどう振る舞うのがいいのかを記載した「メンバー編」として書きたいと思います。今回実践すべき行動について書かれているので、リーダーの方もみてもらえればと思います。
職場のモヤモヤが減っていく?「心理的安全性のつくりかた」を実践する(リーダー編)
■この記事の構成
- まずは、「心理的安全性」の必要性を知る
- 行動を変える為に、「行動分析」をする
- 実際の行動の仕方
まずは、「心理的安全性」の必要性を知る
前の記事でも書きましたが、今の世の中はVUCA(ブーカ)の時代と言われていて、「これをやっておけば大丈夫!」というのが無くなり、「何をやっても不安」になり、行動した後でも「これでよかったのか?」と不安になり、いつまでもモヤモヤしてしまいます。
この様な状況で自分たちなりの、正解らしきものを作り出すためにひつようなのが「心理的安全性」になり、4つの要素でできてます。「心理的安全性がある」という環境は、
①なんでも言える
②助け合える
③他を受け入れる
④挑戦できる
ができていることをいいます。
今回は、「メンバー」側の視点で、書いていきます。「リーダー」ももちろんメンバーの一人として同様の行動が必要になりますが、運悪くその様ないい「リーダー」に恵まれ無い「メンバー」として、どう振る舞うかです。
変えるのは行動になります。心理的安全性が高まる様な行動を集積させることが大切になります。
行動を変える為に、「行動分析」をする
「心理的安全性」を職場で高める為、行動を促すスキルが「行動分析」になります。本来はリーダーが分析した上で組織を良くしてほしいと思いますが、リーダーからの発信がなくても、メンバーがこれを知り実践すれば、いいリーダーがいなくても自分と周りとの関係性が良くなるので、「メンバー」編として紹介します。
理想の状態を目指すためには、まず自分たちのチームのなかで、どの様な形で行動が起こっているか/起こっていないのかをよく観察することが重要です
「心理的安全性のつくりかた」P.157
行動は「きっかけ」→「行動」→「みかえり」で制御されています。例として、人に会う→挨拶する→挨拶を返される みたいなことになります。挨拶を返されることが気分良ければ、行動である自分からの挨拶が継続され、挨拶を返されなかったらこの行動に意味を感じなくなり、挨拶という行動をやめてしまうということです。すごく当たり前の話にも見えますが、「きっかけ」と「みかえり」に、より注目することが大切です。職場では、「問題がおこる」→「怒鳴り散らす」→「周りがすぐに対応する」みたいなことが起こると、みかえりがあるので、その「怒鳴り散らす」という行動をやめなくなってしまうのです。こういう時は、メンバーも「みかえり」を変えていく必要があるということです。
また、「みかえり」は、負のものを使って行動を辞めさせようとすることができますが、実際にはこれは効果が疑わしいと言われているそうです。その理由は、効果が一時的なものになりがちであったり、へ別のネガティブな感情が生まれたり、夫の物の強度を上げていかなきゃいけないと言うことがあるためです。
ですので、行動を変えるためには、見返りは良いことが起こると言うものを最優先で考えなければいけないようです。
実際の行動の仕方
きっかけと見返りで行動が制限されていると言うふうに考えると、個人の内面についてばかり考えていても、行動が変わらないと言うことがわかります。
他人の行動や、チーム、組織の行動を変えることより、自分の行動を変える方が簡単です。(中略)中でも「自分自身の悪い習慣(行動の持続)を断ち切り、よい習慣を身に付ける」ことを目標にきっかけや、見返りについて詳しく見ていきましょう。
「心理的安全性のつくりかた」P.187
ここで、行動分析をやってみたいと思います。まずはやめたい行動を1つ決めます。次にその行動の「きっかけ」を考えます。そして最後にどのような「みかえり」があるかを考えます。ここでこの「きっかけ」と「みかえり」をどういう風にすれば変えられるかということを考えます。具体的には、例えば夜寝る前に、スマホを見てしまうと言う行動を変えたいとしたら、まず「きっかけ」は、寝る前に手元にあるスマホをなんとなく触ってしまう。で、その「みかえり」は寝るのは遅くなることによって、次の朝が辛くなるという感じになります。今回は、その様なことにならない為に、何をすればいいのかと考えることにします。まず、「みかえり」を変えるとしたら、スマホ以外での楽しみを見つけることになります。例えば、本を読めば、逆にすぐ眠くなるから、良いみたいな感じです。次に「きっかけ」を変える為に、手元に、スマホを置かないようにし、目覚まし時計代わりに使っている場合は、代わりに時計を買うなどの対策ができることになります。
この様に、自分が変わるためにも、色々なやり方を自分で試してみるのがいいのかなというふうに思いました。
まとめ
今回は、「メンバー編」として書きました。元々は職場を良くするための考え方でしたが、逆に自分自身が変わることによって、職場全体を変えていくような考え方になるかと思います。大切なのは自分の行動になります。また、この行動変容は、職場だけではなくて、私生活を変えることにも役立ちます。一般的に言われる、心理的安全性の作り方とは少し異なりますが、個人として、このような考え方を取り組んでいくのがよろしいかと思いました。
今回は石井亮介さんの著書、心理的安全性の作り方について、2回に分けて記載しました。私たち世代は、職場でリーダー的な扱いをされる時もあれば、メンバー的な扱いをされることもあるかと思います。それを今回紹介した本の内容をうまく活かしながら、職場を良くして、最終的には自分の生活も良くなればいいのかなというふうに思っております。
心理的安全性に必要要素を理解し、それを職場に根付かせる為に、できること、できないことを見極めて、できるところに対して、言葉を使って心理的行動を促し、強化していくことを日々おこなっていけば、協力しやすい職場が出来上がることになるでしょう。
今回も、「心理的安全性のつくり方」を読んで感じたことを記載しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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